理事長 村尾 明弘

    ごあいさつ

    平素は、当金庫業務に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

    ここに謹んで第93期決算と業況の概要について、ご報告申し上げます。


     昨年度は、英国のEU離脱決定、米国大統領選挙の結果など、市場の事前予想を覆す出来事が立て続けに生じました。

    本年は、保護主義や反グローバル化といった潮流が高まる中で、各国がどのような舵取りを行っていくのか注意深く見守る必要があるといえます。


     そのような中、日本経済は堅調な企業収益や雇用・所得環境の改善により、総じて緩やかな回復基調を続けておりますが、個人消費や設備投資などは、まだまだ力強さを欠いています。

    特に地域経済においては、円安に伴う原料価格の高騰や人手不足に苦しみ、価格転嫁が難しいことから一進一退の状況にあります。


     さらに、金融面を見ますと、昨年1月、日本銀行が「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を導入したことで、これに伴う金融機関の貸出金競争が一段と激化し、収益は悪化していく傾向にあります。

    このような経済環境の下ではございましたが、地域社会の要望に応えるべき事業方針に則った営業活動を役職員一同鋭意努力した結果、期末残高は預金1,065億円、貸出金686億円となり、預金は残念ながら前年度比で730百万円の減少となりました。

    減少要因は、高金利商品を取り止めたことと、3年前に発売した高金利の新橋支店記念定期預金50億円が満期を迎えたことによるものです。

    日本銀行のマイナス金利導入により、こうした状況が今後も続くことが予想されます。ここが踏ん張りどころと考え、地道な活動を継続することで乗り切っていく覚悟であります。

    貸出金については、当金庫独自商品である「ネクスト」「スタートアップ」「職域ローン」を積極的に推進したことで、対前年比15億円増加しました。

    今後も地域に根差した小口融資を積極的に推進することで、この南予地域発展のため努力していく覚悟であります。


     一方、収益面につきましては、今期も多額の不良債権を処理しましたが、経常利益は278百万円で対前期比17百万円の増益に、また、当期利益につきましては182百万円となり対前期比で6百万円の減少となりました。

    自己資本比率は、貸出金が増加したことにより対前期比0.07ポイント減少の10.37%、不良債権比率は対前期比0.29ポイント減少の3.48%となりました。

    過去長い間、不良債権の処理で苦労してまいりましたが、ほぼ目途が立ってきており、今後とも健全経営に努めてまいります。



     当金庫も今年5月、創立95周年を迎えることができました。

    95年もの長い間、この地域で単独で生き残ってこられたのも、この地域の皆様のご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

    5年後には100周年を迎えることになります。

    輝かしい100周年に向かって、全役職員一丸となって、この地域の発展のため努力して参りますので、引続きのご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

    理事長 村尾 明弘

金庫案内

    概要

  1. 本店所在地
    〒798-0041
    愛媛県宇和島市本町追手2丁目8番21号
    TEL 0895-23-7000(代)
  2. 創立
    大正11年5月3日
  3. 理事長
    村尾 明弘(むらお あきひろ)
  4. 預金
    106,584百万円
  5. 貸出金
    68,694百万円
  6. 出資金
    350百万円
  7. 自己資本比率
    10.37%
  8. 会員数
    6,779名
  9. 役職員数
    103名
  10. 店舗数
    10店舗
  11. 店外キャッシュコーナー
    12ヶ所(ATM 9・CD 3)
  12. 平成29年3月31日現在

    事業内容

    預金業務、融資業務、内国為替業務、各種代理業務、各種公金取扱業務、公共債の引受、貸金庫業務、有価証券の貸付、国債の窓口販売、債務の保証、保険の窓口販売等

    宇和島信用金庫